日々を食む

更新はゆるゆるであります♪

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

3月25日植物公園にて(2)草木染めの世界展

パラパラ降り出した雨を避けて梅林のそばにある展示資料館に入ると「草木染めの世界展」が開催されていました。

1.
2012_03_25_BotanicalGarden00013.jpg

草木染めの世界というと思い出すのは、志村ふくみさんのお名前です。
何年も前に滋賀県立美術館で志村ふくみさんが染色した織物の展示を見ることがあり、
まさかこの樹皮がこんなに美しい色になるなんて…と、ずいぶん驚いたものでした。

2.
2012_03_25_BotanicalGarden00006.jpg
※クルミの殻

3.
2012_03_25_BotanicalGarden00007.jpg
※2によって染められた織物

そもそも志村さんの展示を見に行こうと思ったのは、大岡信さんの「言葉の力」という随筆の中に、
志村さんと大岡さんが交わした「美しい桜色に染まった糸」にまつわる話が忘れられなかったからです。

4.
2012_03_25_BotanicalGarden00009.jpg
※スオウの芯を細かく砕いたもの?

5.
2012_03_25_BotanicalGarden00010.jpg
※4によって染められた織物。媒染剤という薬品の違いで、
  紫色系に発色させることもできるそうです。


大岡さんは、志村さんが染めた美しい桜色の着物を目の当たりにした時、
最初は桜の花びらを煮詰めて抽出した色だと考えていたそうです。
しかし、その色が黒っぽいごつごつした桜の皮からとり出したものであり、
しかもそれは桜の花が咲く直前でなければ、目の前にある、えもいわれぬ色は出ないということを、
志村さんから告げられた、というエピソードだったと思います。

ぼくは、まさに咲き出でんとする頃、桜たちは全身で「桜色」に染まろうとしている、というイメージを、
この文章を読むことを通じて初めて手に入れることができました。

6.
2012_03_25_BotanicalGarden00008.jpg
※びわの葉とびわの葉によって染められた織物

7.
2012_03_25_BotanicalGarden00014.jpg
※ザクロの皮を干したもの

8.
2012_03_25_BotanicalGarden00015.jpg
※7により染められた織物

そんなことを思い出したり、考えたりしながら、この日の展示を楽しませていただきました。
日本伝統工芸展には、もう何年も通い続けているのですが、染織の展示が好きなぼくたちにとって、
思いも寄らぬプレゼントをしてもらいました(^^)

※2012年3月25日 広島市佐伯区 広島市植物公園にて。 キヤノン EF24-105mm F4L IS USM 使用。
関連記事
スポンサーサイト

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://ussi8888.blog72.fc2.com/tb.php/903-ee359cb2
該当の記事は見つかりませんでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。