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東西特選落語会 覚え書き

11月8日 アステールプラザ大ホールにて行われた東西特選落語会の演目。

桂鯛蔵      二人ぐせ
桂吉弥      七段目
柳家三三    権助提灯
堺すすむ    な~んでか?フラメンコ
~ 中入り ~
柳家喬太郎   紙入れ
桂ざこば     肝つぶし

広島市出身という桂鯛蔵さん以外、どなたもテレビや生の高座で見たことのある人ばかり。
それぞれの噺も耳になじんだものばかり。(もっとも「七段目」以外、演目が思い出せなかったが…)
大笑いもしたし、それなりに楽しむこともできたけど、中堅の桂吉弥、柳家三三、柳家喬太郎のお三方から
はっちゃけた感じを受けなかったからか、観終わった後、今ひとつ昂揚感のようなものが感じられなかった。

誤解の無いように付け加えておくが、このお三方、いずれ劣らぬ巧者であり、現在の東西落語を代表する
噺家さんたちだと思っている。だが、あまりにも「無難」だったのである。スリルを感じないのである。
クラシックで言えば、名曲と呼ばれる曲を、今まで自分が演奏していた通りに演奏して見せた感じ、
と言ったら良いのか、それぞれの演目での独自の「膨らみ」がきちんと出しているのを感じはしても、
今ひとつライヴ感と言うか「揺れ」のようなものを感じられなかったのも事実である。

そんな中で、堺すすむさんのギター漫談と桂ざこばさんの「肝つぶし」は、本当に面白かった。

堺さんは歌が抜群に上手いだけでなく、客との当意即妙なやりとりから話題がダイナミックに変わる。
堺さんが投げた球をどう打ち返すか分からない観客の言葉を起点にして、次々に漫談を展開していくのだ。
その鮮やかな話芸を目の当たりにして、今までテレビを通じて感じていた印象が一変した。
この人はライヴで見るべき人である。テレビで見ていても、面白さの何分の一も伝わらない。

ざこばさんの「肝つぶし」は、割と最近テレビで偶然に見ていた。でも、枕が全然違ってた。
中入り前に登場した堺すすむさんが「孫」を歌ったのを見るや、自分の孫の話を枕にして「肝つぶし」へと
繋いでいったのである。どこでどう繋がったのか分からない。気がついたら、「肝つぶし」になっていた(笑)
枕で頑張りすぎてぜーぜー言って小休止する姿を見て、ぼくは心の中で「がんばれ!」と叫んでいた。
(もっとも声に出したところで、ざこばさんのことだ、「そんなん、いらん!やめて!」と返すだろうが…)

終わってみれば、お二方のライヴ感が「無難にまとめた」中堅の技術を、遙かに凌駕していたように感じた。
また、今まで独演会や二人会ばかり見てきた自分にとって、今回のような形での高座から
色々な発見ができたことも興味深かった。そして、今回の落語会の感想を、こうしてまとめたおかげで、
自分が今の落語に何を求めているのかも、何となくだが見えてきたような気がする。

これも、ブログの効用というものかもしれない。
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