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BOB DYLAN 2014 JAPAN TOUR Zepp Fukuoka公演

海外のアーティストの公演に行くのって、何年ぶりで誰以来だろ?
ぼくが行った外タレのコンサートって、結構外れが多かったから、チケット費用を考えると少し悩んだけど、
間もなく73歳を迎えるという彼の年齢からすれば、生で聞けるそうはチャンスはなさそうだし…と思い、
誘ってくれた姉夫婦と一緒に、思い切って福岡まで行くことにした。

行くに当たって、新しいアルバムは持ち合わせが無く、最近の彼の音楽的な方向性を探る余裕も無い。
仕方ないので、手持ちのアルバムの中からベスト盤を選び、
自分の知っているボブ・ディランの大まかなアウトラインをなぞることにした。
(ぼくが持っているのは、下のアルバムの輸入盤。Amazonにて1000円弱で入手しました)

DYLAN THE BESTDYLAN THE BEST
(2007/10/24)
ボブ・ディラン

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続いて、ライヴに行くのだから、せめて雰囲気だけでもつかんでから行きたいと思い、
以下のアルバムを聞き込んだ。

ローリング・サンダー・レヴュー (通常盤)ローリング・サンダー・レヴュー (通常盤)
(2002/12/11)
ボブ・ディラン

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と、これらがまぁ、ぼくの予習の実態だった訳なのだが、実際に行ってみると…

多くの方たちが東京公演などのレビューで書いておられるように、
ボブさんは従来のヒット曲とは完全に違う音楽をやっていたのである(笑)
カントリー・タッチではあるけれど、ブルースが絡んでいたり、ケルティックな香りがしたり。

ネット上にアップされた情報によれば、ここ10年くらいに作った曲がほとんどという状況だったから、
少なくとも今までに出会ったことがない音楽が、ステージで展開されたわけで。

だから、すでに4/19付けの【今週のおとも】でもお知らせしたように、1曲めを聞いた途端、
自分がこれまで勝手に作っていたボブ・ディランの映像から
「現在進行形のベテラン・ミュージシャン」のステージにスイッチを切り替え、
今、自分が目の当たりにしている光景を堪能することに徹した。

すると、思っていたよりも、すんなりと彼の音楽世界の扉は開き、歌詞が分からないまでも、
そのメロディや音の重なり、リズムを楽しむことができた。

バック・バンドのメンバーはリズム・ギター、ベース、ドラムス、リード・ギター、そして、
その他の弦楽器(バンジョーや、スティール・ギターなど)を担当する5人で構成されていたが、
一人だけ見覚えのあるメンバーが、ギターを一度も手に取らずステージで歌うディランの右後ろにいた。

チャーリー・セクストンがその人である。
彼が若い頃は、その端正なマスクのためアイドル的な扱いをされることが多かった反面、
めちゃくちゃギターが上手く、ぶっとい音で演奏していた‘Beets So Lonely’が今も記憶に残っている。



その彼は実は今から15年前にディランのバックバンドに加入していることを行きの新幹線で知った(汗)
そして今回のステージでは、非常に抑制が効いた、サポートすることに徹する演奏を聞かせてくれた。

また、先に「その他の弦楽器を担当」と書いたドニー・ヘロンというミュージシャンもさりげないけれども、
彼が持ち帰る楽器の音色が、その楽曲の背景色をうっすらと塗り替えていたことに第2部で気づいた。

さらに言えば、リズム・ギターのーを担当するスチュ・キンボールのアコギの音は本当に心地よかったし、
臨機応変に変わっていくドラマーやベースの腕も思わず息をのむ場面が何度もあった。

で、御大はというと、スタンド・マイクの前に立ち、鈍色の声で彼の現在を当たり前に歌ったかと思うと、
ピアノの前に座ってポロンポロンと、いたってマイペースに鍵盤をたたきながら歌っていた。
彼は一度もギターを抱えることはなく、バック・バンドのメンバーは一度もコーラスなどつけなかった。
すべてが自分のしょうもない予習からはかけはなれた演奏だったが、ぼくはとても満足していた。
心地よく突き放された反面、あたらしい彼の世界を知ることができたし、それだけで十分だった。

ちなみに某所で入手した、昨日のセットリストは以下の通り。

1. Things Have Changed (Bob center stage)
2. She Belongs To Me (Bob center stage with harp)
3. Beyond Here Lies Nothin' (Bob on piano, Donnie on electric mandolin)
4. What Good Am I? (Bob center stage, Stu on acoustic guitar)
5. Waiting For You (Bob on piano)
6. Duquesne Whistle (Bob on piano, Tony on standup bass)
7. Pay In Blood (Bob center stage)
8. Tangled Up In Blue
(Bob center stage with harp then on piano on 4th verse, Stu on acoustic guitar)
9. Love Sick (Bob center stage with harp)
(Intermission)
10. High Water (For Charley Patton) (Bob center stage, Donnie on banjo)
11. Simple Twist Of Fate (Bob center stage with harp)
12. Early Roman Kings (Bob on keyboard, Tony on standup bass)
13. Huck's Tune (Bob center stage with harp at end, Stu on acoustic guitar)
14. Spirit On The Water (Bob on piano)
15. Scarlet Town (Bob center stage, Donnie on banjo, Tony on standup bass)
16. Soon After Midnight (Bob on piano)
17. Long And Wasted Years (Bob center stage)

(encore)
18. All Along The Watchtower (Bob on keyboard)
19. Blowin' In The Wind (Bob on keyboard, Donnie on violin)

「ブルーにこんがらがって」や「見張り塔からずっと」「風に吹かれて」もやってるじゃないか、と
お思いになる人もいるかも知れない。

しかし、もし、あなたがこれらの曲を、オリジナル・アルバムのあのタッチをイメージしているのなら、
残念ながらそのどれもが新曲に書き換えられている。

そして、それでも、彼の音楽に直に触れていたい、繋がっていたいと思う人だけが、聴きに行けば良い。
おまえはどうするのかって?財布の中身も心配だが、それ以上に3時間ほとんど身動きできないままで
立ちっぱなしでも大丈夫そうだったら、行ってみることにするさ(笑)
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-2 Comments

もりまん says...""
チャーリー・セクストン・・・
懐かしいです。

ええ。
「懐かしい」その言葉しか浮かばないですけど。
夜更かしして「ベストヒットUSA」を見ていた頃でしょうか。
どうも記憶があやふやですけど。
とにかく懐かしいです。ありがとうございます。
自分自身、若い頃の記憶が少し蘇りました。
2014.04.22 00:08 | URL | #- [edit]
うっしー says...">もりまんさん"
チャリ坊、なつかしいでございましょ?(笑)
この時、まだハイティーンだった筈なんですが、
スタジオ内でたばこをスバスパ吸っている姿を見て、
口があんぐりとなった覚えがあります(汗)

Wikiで調べたところ、彼は、Eaglesを解散した後のドン・ヘンリーが発表した
ソロ・デビュー作に16歳で参加したことを知り、随分驚きました。
2014.04.22 22:14 | URL | #PQ3IL3Iw [edit]

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